どうもSKです。
コーヒーを飲む家なら毎日コーヒーカスが出ますよね。
それでこのコーヒーカス、ふと何かに使えないかなって調べたら消臭とか結構使い道があるみたい。
その使い道の中の一つに肥料になるというものを発見、がぜん興味が出てきました!
しかし調べてみるとただ畑にまけばいいということでなかったので、色々調べてボカシ肥料を作るという流れに。
というわけでコーヒーカスをこんな感じで肥料化してみましたよ、という記事です。
目次
コーヒーカスを単純にまくのは良くない!
肥料化にあたって結構調べたりしたのでそういうところも書いていきたいと思います。
御託はいいからどう肥料にするんだって方は作り方まで飛ばしてください。
さて肥料になるというからには畑にまけばいいのかというとそうでもないらしいです。
というのもコーヒーカスには植物の成長を阻害する要素があるらしいのです。
それ肥料になるのかなんねーのかどっちなんだよ?って思いました?
僕も思いましたww なんでそれが肥料になるねん!ってねww
じゃあどうすれば肥料になるのかというと、発酵させればいいみたいです。
発酵させることによって植物の成長を阻害しなくなるわけですね。
コーヒーカスはボカシ肥料の材料にするのが一般的
コーヒーカスを肥料にするには発酵させればいいということがわかりました。
ただ発酵させれば畑にまいてもいいとはいえ、どうやらコーヒーカス単体だと肥料になるというより土壌改良剤としての役割が強いみたいです。
土がフカフカになるとかそういう効果ですね。(十分魅力的ではありますが・・・
肥料効果もないわけではないみたいですけどね。
なのでコーヒーカス単体で発酵させるのではなくて、米ぬかや油粕などの有機肥料と混ぜて発酵させるボカシ肥料というものを作るのが恐らく一般的です。
コーヒーカスが肥料になるというよりは、コーヒーカスをボカシ肥料の材料として入れても良いみたいな感じです。
コーヒーカスは主役ではなかった・・・!
主役ではなかったですがボカシ肥料、材料によってはほぼ無料で作れるしこの時点でがっかりする必要はないですよ。
ボカシ肥料って何?
コーヒーカスを肥料にするつもりがボカシ肥料を作ることになったわけですが、そのボカシ肥料ってなんなのか?
先ほども書きましたがボカシ肥料というのは米ぬかや油粕などの有機肥料を発酵させたものです。
名前の由来は土などと混ぜ込んで肥料効果をぼかす(薄める)からボカシ肥料というんだとか。
有機肥料は事前に発酵させることによって分解・熟成が進みます。
事前に発酵させておくことで元肥にも追肥にも使えて、効果が出るのも早くじわじわ長く効く万能肥料になるらしいです。
とりあえず僕が勉強したのはこんなところです。
- コーヒーカスはそのまままくと植物の成長を阻害する可能性がある
- 発酵させれば肥料にしてOK
- 肥料としては土壌化良材としての意味が強い
- ボカシ肥料の材料として入れるのがいいのではないか
コーヒーカスを入れたボカシ肥料の作り方
さて前置きが長くなりましたがようやくここから作り方です。
ボカシ肥料は基本的に材料を混ぜることで発酵させ作りますが作り方が2種類あります。
- 好気性発酵
- 嫌気性発酵
簡単に説明すると好気性発酵は多少手間がかかるのと虫などに注意する必要がありますが完成までが早いです。
嫌気性発酵は作るときの手間が少ないですが完成に時間がかかります。
嫌気性発酵の方が作るのが簡単かつ虫がわいたりしないので僕は嫌気性発酵で今回作ってます。
2種類作り方があるのでどっちがいいのか?というのをかなり調べましたが恐らくどちらの方法でも大きく効果に差はないと思われます。
ボカシ肥料の材料はどんなものが使えるか
ボカシ肥料はどんなものが材料になるかです。
以下のようなものを混ぜて作りますが、これらは全部入れなきゃいけないわけじゃなくてこういうものを入れて作るといいよっていう話です。
- 米ぬか
- 油粕
- 鶏糞
- 牛糞
- 魚粉
- 牡蠣殻石灰
- 水
- コーヒーカスなど有機性のもの
- 畑の土や落ち葉など
- ヨーグルト
- 納豆
有機肥料と有機性のものをブレンドして作ります。
有機性のものであれば極端な話生ごみでも多分OKです。
しかし腐敗は失敗なので腐りやすいものはいれないのが無難ですね。
畑の良い土やヨーグルトや納豆などの菌が発酵に有用な菌らしいのであれば入れるのも有効らしいです。
基本的には好きに混ぜて良いと思いますが大体米ぬか5~6割+何か3~4割+水っという構成が良さそうだと思いました。
どんどんボカシ肥料の話になってきましたが、今回の目的はコーヒーカスを肥料にするというものなのでよくわからなかったら米ぬかを用意すればOKですよ!
実際に作っていきます
僕が用意した材料
僕が今回用意したものはまずコーヒーカス。
精米所から無料でもらってきた米ぬか。
庭に落ちてた落ち葉。(米ぬかと水だけでも発酵するらしいけど一応ね・・・)
落ち葉なら何か菌いるでしょ? という安直な考え。
それと肥料を入れるための容器みたいなもの。
最悪ポリ袋に入れてしっかり口を閉じるとかでもいいと思います。
用意したのはこれらのみ。とりあえず無料で手に入るもので構成してみました。
量はいずれも適当です。米ぬかが材料の8割くらいですね。
材料を混ぜる
コーヒーカス、米ぬか、落ち葉、水を入れて混ぜ合わせます。
材料の量は適当ですが、水の量は注意したいところです。
多すぎると腐りやすいらしいので少しずつ入れながら調整します。
目安としては握ったら固まって指でつつくと簡単に崩れる程度らしいです。
僕はこの画像みたいな感じでやりました。
よくわからなかったら水は少なめにするのがコツみたいです。
混ぜたら密閉
混ぜたら材料を袋に入れてぎゅっぎゅとしっかり押さえて空気を抜き口を閉じます。
僕は虫が入ったら嫌なので蓋をしてさらに袋を被せて軽く縛っておきました。虫わいたらいやだからね・・・
密閉したら日陰等に置いて寝かせます。
あとは暖かい時期なら2週間~1か月、寒い時期なら2~3か月で発酵が終わります。
発酵のスピードは恐らく混ぜた材料によって多少変わると思います。
完成したボカシ肥料
2週間で作ったものをあけてみたのがこちら。
腐らずにきちんと発酵していれば甘い香りがします。ちなみに僕の場合は味噌や甘酒っぽい甘い香りでした!
また表面に白いカビが生えているのも成功の証。
ちょっと開けるのが早い気もしたけど、完成の条件は満たしてるのでこれで完成だ!
腐ってたら失敗してます
もんのすごい悪臭がするとかだと失敗してると思われます。
腐敗したものが肥料にならないかというとなると思いますが野菜の近くに腐ったものを撒くというのは多分不安が・・・
腐ってしまったらすっぱり捨てることも考えたほうが良いと思います。
ボカシ肥料ができたら乾燥させて保管
ボカシ肥料が完成したら固まっているところは砕いて広げて乾燥させます。
乾燥したら袋などに入れて保管します。
僕は空の肥料袋にいれて保管してます。
使用期限は乾燥させれば半年から一年くらいを目安に使えます。
ボカシ肥料の使い方
使い方は元肥としては必要な量の半分くらいをすきこみます。
追肥として使う場合は表面に薄く広くまけば良いです。
混ぜた材料によって肥料効果が異なると思うのでどれくらい使うかは混ぜたもので判断しましょう!
せっかく作ったのでうちの畑やプランターで育てている野菜にこんな感じでやってみました。
コーヒーカス、米ぬか、落ち葉くらいしか入ってないので激しい効き目はないと思いますが、使ってから数日観察してみて良い影響はあれど悪い影響は特になさそう。
うん、コーヒーカスが始まりだったけど中々いいんじゃない? ぼかし肥料!
最後に
コーヒーカスって肥料になるんだ~。じゃあ作ってみようっかな~ってことが結構色々な調べ物をすることになってしまった。
結局色々考えて米ぬかベースの肥料に混ぜればそれが一番いいんじゃないかなと思ったのでこんな作り方になりました。
今回のことで若干肥料づくりにハマってしまい今回使用した材料に加えて牛糞や鶏糞、畑の土を混ぜたものを作成中だったり。
時間はかかるけど材料をそろえて混ぜるだけだし、コーヒーカス分の生ゴミが減ってその上肥料になっちゃう。
こう考えると結構楽しいんですよね肥料作り。待ってる間ちょっとワクワクしちゃうし。
コーヒーカスの肥料化、気になってる人は是非挑戦してみてね。