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どうもこんにちは、SKです。
この前公開された映画、打ち上げ花火下から見るか? 横から見るか?を観に行ってきたので感想です。
なんかアニメ映画ばっかり観に行ってる気がするなあ~! まあアニメ好きだからいいよね。
僕は元を見たことがないんだけど、岩井俊二監督のテレビドラマが元作品になるみたいですね。
元を見たことはないんだけどアニメーション制作がシャフトだったのでかなりなんとなく観に行った感じです。
化物語とか作ってるところだな~。どんな映画かな~ってなもんですね。
感想はもちろんネタバレしていくから見に行こうかなって人は見ないほうがいいかなと思う!
キャラクターとあらすじ
出典:http://www.uchiagehanabi.jp/about.html より引用しています。
キャラクターは主要なところはこの人達。
あらすじは、
もしも、あのとき・・・
夏休み、とある海辺の町。花火大会をまえに、「打ち上げ花火は横から見たら丸いのか? 平べったいのか?」で盛り上がるクラスメイト。
そんななか、典道が思いを寄せるなずなは母親の再婚が決まり転校することになった。
「かけおち、しよ」
なずなは典道を誘い、町から逃げ出そうとするのだが、母親に連れ戻されてしまう。
それを見ているだけで助けられなかった典道。
「もしも、あのとき俺が・・・」
なずなを救えなかった典道は、もどかしさからなずなが海で拾った不思議な玉を投げつける。
すると、いつの間にか、連れ戻される前まで時間が巻き戻されていた・・・。
何度も繰り返される一日の果てに、なずなと典道がたどり着く運命は?
繰り返す、夏のある一日。花火が上がる時、恋の奇跡が起きるー
出典:http://www.uchiagehanabi.jp/about.html より引用しています
とりあえず思ったこと
巷では評価低めみたいだけど個人的には結構好きな部類にはいる映画だったと思う。
男子中学生のバカっぽい会話とか、ヒロインのなずなのドキッとするような仕草とか。映像にも特に不満はなく、打ち上げ花火の演出などもキレイで良かったと思う。
ストーリーはいわゆるループものっていうことになると思うけど、ループするたびに微妙ながら成長する主人公典道の成長物語としてみれば、中学生男子が急にかけおちしよう!って言われたらこんなものかと思う。
登場人物にあまり好感を持てなかった
評価の別れる点だなーと思ったのが登場人物に対してあまり好感が持てないところだと思った。
特に祐介はなずなにプールで花火大会に誘われるけど、友達と遊びに行くのと天秤にかけて友達と遊びに行く方を取る。さらに断るのが気まずいので典道に誘いを断るのを押し付ける。
これは相手が女の子じゃなくてもいい気分はしないだろう。
さらにこの後ループしてからは典道がプールで誘われる。結局典道も限界まで迷ったがなずなを選ぶ形に。このことで祐介が典道に言い放った言葉は「マジうぜえお前・・・」
ループしている記憶を持っているのは(おぼろげなのだが)典道だけなので仕方ないが、視聴者的には祐介ェ・・・
君もいざ誘われると最低だったんやで・・・
典道も典道でなずなのために世界をループさせるっていうのだけみればかっこいいんだけど、ぶっちゃけかなりのヘタレで見ててうーん、コイツ・・・と思ってしまう。
一番最初にループする前に、祐介に約束をすっぽかされ家出したなずなが母親に連れ戻されるのを見ているしかなかったというシーンがある。
その後祐介に殴り掛かるんだけど、確かに祐介は最低だったと思う。でも典道が祐介を殴る資格があるかというと僕としては???だった。
確かに他人のお家の事情は複雑だけど、視聴者としてはそこで割って入って助けてやってほしいし、仮に見ているしか出来なかったとして祐介を最低だ!と殴る資格があるかね。
ループの使い方も問題を解決するために使うというよりは問題そのものを起こさないようにするものが多くなんとも冴えない。
なずなのお母さんも作中ではあまりいい母親に見えない。この登場人物たちがメインなのでまあ、見ていてスカッとする内容にはなっていない。
あまり説明がされない
あまり説明がされないのも評価が別れる点かな。たとえば上の最低な祐介くんの行動だが、わけわかんなかったって人もいると思う。典道になずなを譲ろうとしたってわけでもなさそうだし。
でも中学生の男子の心理で考えると、
- 好きな女の子にいざ誘われたが恥ずかしい
- デートなどどうしたら良いかわからない
- 友達が面白そうな話をしている、気になる!
って考えると中学生の男子の心理としてはわかるなーって人も多いんじゃないだろうか? 多分恥ずかしかったんだろう。
で、これに対して「祐介、嬉しかったけど恥ずかしかったんだよな!」ってだれも言ってくれないからね。
ここまで考えないと祐介はただの最低なやつで終わり。その後特に良いところもないんだが・・・
あとなずなも典道に好意を持っているっていうのが物語の中盤でわかるんだけど、これもなずながなんで典道に好意を持っているかエピーソードがあれば良かったかもなあ。
なにせ典道たちはなずなが気になってるっていうのは見ててわかるけどなずなはあんまり典道たちを気にしているようには見えない。
なずなは典道に好意を持ってるからプールの賭けして(典道が勝つと思うっていう前提がある) 典道をかけおちと称して花火大会に連れ出す・・・という行動を取った。
しかし視聴者はなんでなずなが典道に好意を持ってるかよくわからないので、共感するのが難しいのではと思った。
それとこれを言っちゃあなところかもしれないんだけど、もしも玉っていう玉を典道が後悔ポイントで投げるとループするんだけど、このもしも玉がなんであるのか、どうしても気になってしまう。
確かに投げればもしもなことが起こるっていうわかるんだけど、なんでそんなものがあるんだぁ!というね。
これはもうそういうもんだと思って見るしかない要素だと思うんだけど、気になる人は気になるよね。
結末までもわかりにくい
一番最後に花火師のおっさんがもしも玉を酔っ払った勢いで打ち上げてしまうが、そこで砕け散ったもしも玉の破片に映った光景を典道たちは海の中で見る。
多分それまでの描写から、そのもしも玉のかけらに映った世界は典道たちの行動によってはこういう世界もありうるといったまさにもしもの世界が映し出されている。
それを見て「次に会えるのはどんな世界かな、楽しみだね。」というセリフを言ってからなずなは水面へ。典道はその姿を見つめている。
その後学校で出席を取っているシーンで、典道は名前を呼ばれるが席に典道の姿はない。といった感じでスタッフロールへ。
解釈としては、
- あのまま死んだ
- かけおちした
- あのまま別の世界へ行った
- 学校をサボった
このあたりかな? まず死んだってのはないだろうけどww 死んでたら多分出席取ったりしないよね。
かけおちした。ありえなくも・・・ ない?
あのまま別の世界へ行ったとしたら、まあこれも行方不明とかで騒がれていそう。出席とってる場合じゃねえ!
学校をサボったがなんとなく一番ありえそうかな? なんでわざわざ出席取る日にサボるねん、というところまで考えれば、なずながいない教室を見たくなかった、とか?
ちょっとロマンチックすぎるかなww
解釈としてはこんなところだと思うけど、まあすっきりしないよな!!! 想像におまかせしますエンド!
打ち上げ花火って丸いの? 平べったいの?
登場人物たちが気にしていた打ち上げ花火の形は結局どうなのか!
打ち上げ花火ははどこから見ても丸くきれいに見えるように丸いらしいよ! 特定の絵に見えるようなものは別みたいだけどね。
ちなみに作中では丸いに決まっていると言ったと思ったら花火師のおっさんが平べったいといったり、そう言ったと思ったら酒だしてるおっさんが酔っ払ってからかうんじゃないよと言ったり惑わせてくるぞ!
最後に
ウケが悪いんだろう部分は長々と書いたけど、そこは逆にキャラの考えとかがある程度推察できたりすれば面白く感じたりもする部分ですね。
まさしく万人受けしなさそう。人によってはキャラクターの行動が意味不明だったって人も出てくるんじゃないかと思います。
なんとなく楽しみたい層には向かないでしょうね。
そんな映画内容だけど主題歌の打ち上げ花火は夏を感じさせつつも切ない雰囲気の曲で良かったですよ。ぜひ聞いてみてね。
それではここまで読んでいただきありがとうございました。