どうもこんにちは、SKです。週末を使って田植えをしたので備忘録的なものを。
田植えってそんなに難しいかっていうとそんなでもないんだけど、めっちゃ忘れるんですよ。
乱暴に言うともう適当に植えてしまえばそれで良いんですけど、田植え機の操作とかすごい忘れるんですよね。
田植え機の操作方法
これのためにこの記事作ってる所あるよね。
コイツがうちの田植え機。4wayでの植え付けと4つの苗を積みながら植え付けを行う、モンスターマシン。年1での出動なので、今年で使うの6回めくらい。これが農家のキツイところである。
農機は高いけどそれにしか使えないんだよね。コンバインだって稲刈りしか出来ないのさ。
燃料コックをあけてエンジンをかける。チョークを引くとエンジンの掛かりが良くなるらしい。だがチョークはエンジンを掛けるときのみ使用する。
主変速レバーは植え付け中はケンセイへ。道路などを走行する際はカイジョへ。
このレバーで移動を行う。移動は主変速レバーがカイジョのときのみギアが入る。
中立の場合は動かず、植え付けの場合は植え付けしつつ前進、後進は後ろに下がる。
こちらは展開するときのみ使用する。右に曲がりたいときは右、左に曲がりたいときは左のブレーキを踏む。
左側のレバーは、触ったことないから別にいいや!
右側のレバーで苗を置く後ろの部分とガイドを上げ下げする。植え付け部分の右と左はどちらのガイドを下ろすかをこれで選べる。
エンジンのパワー。植え付け中はある程度高めにする。
苗の準備
朝の8:30頃から中も運していた苗を取りに行った。
きぬむすめの硬化苗。硬化苗というのは植え付けできるところまで育ててあるもの。今回はこれを95個ほど購入した。けっこう重くて1個5kgくらいかな?
農薬。多分ポピュラーなやつ。無論身体には良くないが食べる頃には大丈夫になってる。というかそうでなければ使えないよね。
コイツをサラサラとかけてやる。うちのおじいちゃんいわくかかってりゃ良いってことなのでかなり使用量より少なめ。
少ない方がいいっていうのはもちろんだが、農薬はべらぼうに高いからね。
これで準備は完了。
植え付けをする
うちのやり方は端から植えてあとは端までついたら回ってまたこっちまで・・・とまあポピュラーなもの。横の方で田んぼを引っ掻いているのがガイドで、回って戻ってくる時にその線を目印に植え付けをしつつ戻る。
この棒でガイドの線を見ながら植え付け。ちなみに意外とまっすぐ植えるのは難しくて、僕はけっこうふにゃふにゃになってしまうww
とにかく極端な隙間がないように植えれば良いんだけど、やっぱりまっすぐのほうが見た目が良いからね。
植え付け終わり
田植えが全て終わったのが16:30頃。朝から家族で分担して苗を取りに行ったり植えたりしてこれだけかかった。
植えたあとの写真はこれだけなんだけど、うちは田んぼが4ヶ所ある。しかも一つとして隣り合っていない。
兼業農家ってやっぱ微妙だよねって話
田植え前の4つの田んぼ。4つもあるんだからいいんじゃないかと言われればそうでもない。1つとして隣り合ってないのでまず農機の移動がとても時間がかかる。
僕としては2つくらい辞めて欲しい気持ちだが、親父たちにそれでも先祖からもらった土地だからなあとか言われるとたしかにちょっと弱い。
田んぼは米を作らないのは簡単だけど、辞めてからまた田んぼを作ろうとすれば数年かかるんだって。
それから、作ってるメリットって自分達で作った美味しい米が食べれるってくらいでデメリットが大きい。
単純に帳簿見るとちょっとだけ利益出てるけど、うちは田植え機、コンバイン、米の乾燥機とか年1でしか使わないものに数百万使ってるし、田植えと稲刈りで年に数日間家族が週末使ってるだろ・・・とやっぱり米を作るのは色々と見合わない部分がある。
それに米は田植えと稲刈りだけやっていればいいわけではないので、実際にはもっと時間と労力がかかっている。
例えば田んぼの水の調整とかもおじいちゃんがやっている。木の板とかで水の流れを調整したりしてるみたい。草刈りとかもやらないと作業ができない。僕もいずれやらないといけないだろうから頭が痛い。
最後に
色々と厳しいんだけど、先祖から引き継いだって言われるとそれもそうかって思うし、自分で作った米は美味しいと思う。
少なくとも親父の代までは間違いなく続けていくだろうから、その間は頑張るけど、その後は、どうしよっか。
多分田植え機もコンバインも乾燥機も20年も30年も使えないだろうなーって感じだし、壊れたら辞めちまうのもありかもしれないな。
それではここまで読んでいただきありがとうございました。